新着情報

石川喜久雄さん熱田神宮農業功労者顕彰受賞祝賀会 小学校での食農教育20年超、先進技術普及等への功績称える

2018.3.6

檀上で謝辞を述べる石川喜久雄さんと千賀子夫人
檀上で謝辞を述べる石川喜久雄さんと千賀子夫人

 平成29年12月に第36回熱田神宮農業功労者顕彰を受けた西尾市下永良町の水稲農家・石川喜久雄さん(66)の祝賀会が、3月1日、Aコープ桜町店にて開かれました。来賓として西尾市の中村健市長などを招き、関係者140人余りが参加して石川さんの功績を称えました。
 代表発起人として、JA西三河農作業受託部会の倉内裕二部会長は「地域農業をあらゆる面で支える器量の大きな農業者として、その活躍ぶりはこの場では言い尽くせないほどでありますが、その温厚篤実にして品行方正、清廉潔白な性格と、卓越した指導力を思えば、数々の表彰暦をお持ちであることも十分理解できるところです。石川様が健康に留意され、今後ますますご活躍されますことを祈念いたします」とあいさつしました。また来賓祝辞として西尾市の中村健市長は、石川さんによる市農業委員会会長としての取組や人柄について述べ、「石川さんが西尾市農業の10年後・20年後を引っ張っていただけるよう、西尾市としてしっかりとした支援を行っていきたい」と話しました。
 石川さんは「ここまで来られたのも、ここに見えます会場の皆様方の支えと、地域の大勢の農家の方々のご指導ご協力のおかげと、深く感謝している所でございます。これからも農業を取りまく状況は厳しいかと思いますが、地域農業の発展の為、少しでも寄与できればと思っております」と謝辞を述べました。
 石川さんは昭和47年に就農。昭和50年代の転作麦・転作大豆の栽培開始や、有機栽培・不耕起V溝直蒔栽培など、それぞれの時代に求められる技術に対し、率先して取り組んできました。また西尾市立三和小学校のPTA会長を務めていた平成6年より、同校の児童を対象とした食農教育活動を開始し、以後20年以上にわたって地域の子供たちに農業の大切さを伝えている点も評価されました。