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市内18校で米づくり体験授業スタート

2018.5.11

田植えを体験する児童ら
田植えを体験する児童ら

 5月9日、西尾市立一色西部小学校の5年生49人が西尾市一色町の田んぼで米農家の三矢浩隆さん、倉内恒典さん、前田章雄さんの協力のもと、田植えを体験しました。
 当JAでは、食農教育活動の一環として「米づくり体験授業」を市内18の小学校で5年生を対象に展開。地域の農家やPTA、地域住民のボランティアの協力により、田植え、かかし作り、稲刈り、収穫祭を毎年行っています。同小では総合的な学習の時間を「しあわせ学習」とし、「育て 考え 確かめよう ごはんの向こうに見えるもの」と題し、一年間を通して米づくりに挑戦。7月にはかかし作り、9月には稲刈りを計画しています。また、総合学習では田んぼでの米づくりと平行して、教室のベランダで一人一つバケツ稲を育てて米に関する学習を進め、授業参観での発表やお米新聞などで情報を発信します。農家や地域の方々を招いた感謝の会では収穫したお米で箱寿司をふるまう予定です。初めて田植えに挑戦した児童は「楽しい」と笑顔をみせ、田んぼの管理者である倉内さんは「この取組みを通じて『農業』という仕事について知り、地元産の食に興味をもってくれたら嬉しい」と話しました。

寄贈されたクリアファイルを手に笑顔の児童と制作に携わったJA職員の鈴木拳汰さん(奥)
寄贈されたクリアファイルを手に笑顔の児童と制作に携わったJA職員の鈴木拳汰さん(奥)

 また、当JAは今年の3月上中旬にかけて、市内で『米づくり体験授業』を行う18の小学校の4・5年生約2,400人に同JAオリジナルのクリアファイルを寄贈しました。クリアファイルはA4サイズで、表面に「西尾市生まれのお米」と題し、市内で生産される米の生産量や面積、栽培品種などがイラストを用いて分かりやすく解説されたもの。「米づくり体験授業」のフォロー学習用資材として活用し、子どもたちの米作りに対する関心を促して理解を深めることを期待します。寄贈されたクリアファイルは、学校での農業学習や今年度の『米づくり体験授業』などで参考資料として使用していきます。