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いちじくスクールで雨除けハウス自家施工研修 建設コスト低減で所得向上ねらう

2017.5.24

高所での作業にあたる受講生ら
高所での作業にあたる受講生ら

 JA西三河のイチジク専門新規就農者向け栽培講座であるいちじくスクールは5月16日、西尾市吉良町の同スクール実習圃場で、露地イチジクの雨除けハウス自家施工研修を行いました。
 研修には同スクールの受講生とOBあわせて約30人が参加。参加者らはJA小牧センターで施工業者の担当者から作業方法の説明を受けたのち、同スクールの実習圃場に移動し、作業員の指導を受けながら、協力して260㎡の雨除けハウスを建設しました。
 露地イチジクの雨除けハウスには、雨天時にも収穫作業が行えることや、雨の濡れによる果実の腐敗を防ぎ、ロス果の減少と品質向上の効果が期待できます。通常は資材の発注から施工までを業者に依頼しますが、資材・施工費用が一坪当たり約1万円かかることが普及の大きな障害となっていました。JAでは柱建て・梁取付やアーチパイプ・モヤパイプの取付、フィルム巻き上げパイプの取付等を農家による自家施工で行うことで、坪単価を2000円ほど軽減できるとみており、生産量や生産物の品質の向上、施工コスト低減を農家所得向上につなげたい考えです。また、農家に雨除けハウスの施工ノウハウを指導し、生産者の需要喚起・普及につなげることや、産地の生産者が一体となったハウス施工の協力体制の構築も見据えています。
 この日、高所でのアーチパイプ・モヤパイプ取付などの作業にあたったいちじくスクール受講生の鈴木亮太さん(34)は「高所での作業は人を選ぶものだと思うが、自家施工を行うことになったときには、生産者が協力して作業を行えればと思う。自分の圃場にも雨除けハウスを作る予定だが、自家施工も検討したい」と話しています。