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愛知県の大村知事に新茶の「かぶせ茶」を寄贈 吉良茶業組合

2018.5.8

愛知県の大村知事(後列中央)と、寄贈に訪れたメンバーら
愛知県の大村知事(後列中央)と、寄贈に訪れたメンバーら

 西尾市吉良地区の茶生産者で組織する吉良茶業組合(組合員25名)は5月2日、愛知県名古屋市の愛知県公館を訪れ、愛知県の大村秀章知事に、今年摘んだ吉良町産新茶を寄贈しました。茶摘みはじめとされる『八十八夜』にあわせて、同地区で作られている「吉良茶」をPRすることが目的。
 この日、吉良茶業組合の星野和貴組合長、西尾市内で茶業を営む愛知県茶業連合会の高須正徳会長、間宮哲朗副会長の3人の生産者のほか、西尾キャンペーンレディ、市のキャラクター「まーちゃ」・「吉良さん」らが愛知県公館を訪問しました。高須会長は今年の茶の作柄や、来年11月に開かれる全国お茶まつり西尾大会について大村知事に説明し、「知事には、愛知の誇る名産品であるお茶をPRしていただきありがとうございます」と話しました。大村知事は寄贈に対する感謝の言葉や、今年4月・5月には『愛知のお茶』のシールを知事の名刺の裏に貼り県外へ向けて紹介していることなどを述べ、「公館では毎年愛知県茶会を開き、席主としてお茶の文化を発信している。15年ぶりに西尾で開かれる全国お茶まつりでは「愛知のお茶」を全国に発信できるよう皆様とともに準備を進めたい。今後も皆様とともにお茶の文化を全国に情報発信したいと思いますのでよろしくお願いしたい」と話しました。また寄贈された新茶のかぶせ茶を味わい、「甘味があっておいしいですね」などと感想を話しました。
 寄贈の際には、西尾市立津平小学校の児童により、かつて西尾市吉良地区を領主として治め、忠臣蔵に登場する「吉良殿」として有名な吉良上野介義央公の「赤馬伝説」を紙芝居で大村知事に紹介。吉良殿の愛馬にちなみ、西尾の抹茶を使った和菓子『吉良の赤馬』もふるまわれました。
 愛知県では西三河から東三河地区にかけて茶生産が盛ん。中でも西尾市は抹茶の原料であるてん茶生産が年間生産量433㌧(平成29年)を誇る全国有数の産地。

「赤馬伝説」を紹介する津平小学校の児童
「赤馬伝説」を紹介する津平小学校の児童