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手づくり塩でおにぎり作り JA西三河女性部室場支部が「塩づくり体験」

2018.7.19

海水をまいた塩田の砂に筋を付ける参加者の子供ら
海水をまいた塩田の砂に筋を付ける参加者の子供ら

 JA西三河女性部室場支部は7月14日、西尾市吉良町の西尾市塩田体験館吉良饗庭塩の里で、塩づくり体験会を開催しました。女性部員のほか地区の親子連れを含む19人が参加し、海水を利用した昔ながらの塩作りと、おにぎり・みそ玉づくりを体験しました。災害に対処する備え学習と地産地消の推進を目的とする食農教育活動の一環で、支部での塩づくり体験の開催は初です。
 この日、吉良入浜式塩田保存会のボランティアが、海水と太陽・風の力を利用した塩づくりを指導。参加者らは入浜式塩田の体験スペースで、塩田に砂と海水をまき、日光で乾燥させてできたかん水を煮詰めて塩を作る伝統の塩作り作業を体験しました。かつて塩作りで使われた塩部屋の釜やかん水桶などを見学し、伝統的な塩の製法と塩田の歴史を楽しく学びました。出来上がった塩は参加者らが家に持ち帰りました。
 昼食では、自分の力で作った手作り塩と西尾市産のお米を使っておにぎりを作り、地元のみそを使った味噌玉づくりも体験。自分たちで作ったおにぎりとみそ汁を味わい、「食」の大切さを学びました。参加した子供は「海水をまくのが楽しかった、上手にまけた」などと感想を話していました。