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准組合員とJA役職員、話し合い通じて相互理解深める 准組合員意見交換会

2018.8.21

准組合員に向けてあいさつする名倉組合長
准組合員に向けてあいさつする名倉組合長

 JA西三河は8月18日、准組合員意見交換会をJA事務センターで開き、午前の部・午後の部あわせて約160人の准組合員と、JAの常勤役員と部室長などが参加しました。農協法に定められた「組合員との徹底的な話し合い」と、同JAが自己改革方針に定めている「組合員の地域農業応援団化」にむけた取り組みで、開催は2016年度より今年で3回目。今回は初めて土曜日の開催とし、平日に仕事などで参加しにくい准組合員にも参加を促しています。
 名倉正裕代表理事組合長は冒頭のあいさつで、参加者への感謝と、2000年4月の発足以来准組合員数が増加し続けていること、2016年4月の農協法改正に伴うJAグループの情勢などにふれ、「いうまでもなく我々は株式会社ではなく、協同組合組織です。地域の皆様が安心して暮らせるよう、営農・産直・金融・共済といった総合力で貢献する組織です。近年は「規制改革」という言葉を錦の御旗に、競争原理が強調されており、相互扶助・共存共栄を主眼とする協同組合の理念に対する軽視や無理解を残念に思います。しかし反面、世界では、ユネスコの世界無形文化遺産に『協同組合組織』が登録されており、現代社会の問題を壊滅する役割を担うとも期待されています。これを機にJAは、さらに准組合員の皆様の負託にこたえるべく、自己改革に積極的に取り組んでまいります」と話しました。
 意見交換会では、JA総合事業パンフレット「創ろう未来を 地域とともに」を基に、JAの常勤役員がJAの理念や株式会社との違い、それぞれの事業について説明しました。また、参加者への事前アンケートで寄せられた要望や意見についても、担当の常勤役員が説明しました。また、JAグループ愛知による「挑戦! 自己改革」のDVDも放映し、地域に対してJAの果たす役割などを説明。質疑応答では、福地南部地域の活性化施策やJA―SS、共済事業などに関する質問や要望があり、担当役員が説明するなど、対話を通してJAへの理解を深めていました。
 参加した准組合員には、JA西三河の産直店舗・西尾市内のAコープで使えるプレミアム商品券を記念品として進呈し、説明会終了後には多くの参加者が近隣の産直店舗で買い物を楽しみました。JAは今後も、准組合員意見交換会のほか、支店別総代説明会や部会役員向けの意見交換会を開催し、正・准組合員との相互理解を深める予定です。