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いちじくスクールで本格収穫開始! 

2018.8.21

収穫したイチジクを選別するスクール生ら
収穫したイチジクを選別するスクール生ら

 当JAの行うイチジク専門の新規就農者向け講座「いちじくスクール」の収穫実習が8月上旬からスタートしています。今年は高温により、昨年に比べて1週間ほど前倒しで開始。同講座は、当JAと愛知県農業改良普及課・西尾市・JAあいち経済連などが協力して開く就農支援活動で、平成27年の開講時に実習ほ場へ苗木の植え付けを行い、開講4年目で2年目の本格収穫を迎えています。
 18日には、26㌃の実習ほ場(西尾市吉良町)で、スクール3期生2人が4期生4人に指導しながら、赤く熟したイチジクの実を13コンテナ分・90パック収穫。先輩となる3期生が後輩の4期生に教えることにより、4期生の知識向上とスクール生同士の交流につなげています。
 収穫後はJA小牧センターへ移動し、選別・パック詰めに取り組みました。選別・パック詰めでは、JA西三河いちじく部会の部会員であり、パッキングセンターで品質管理者を務める野口里美さんの指導の下、規格表と見比べながら出荷規格や収穫のタイミングを確認。スクール生は収穫したイチジクの硬さ、着色、傷、手擦れ、軸折れなどのチェック項目を一つ一つ丁寧に確認し、階級別に選別しました。野口さんは「今年は高温により、着色は進んでいても未熟果があるため、早切りに気を付けてね!」と声を掛けながら、「私も嫁いでイチジクで新規就農した一人。自分の経験したことが少しでも役に立てたら、という思いで携わっている」と話してくれました。
 当JAでは、出荷作業の中でも選別・パック詰めは農家所得に直結するため、非常に重要なカリキュラムと位置づけており、スクール生が経験を積んで力をつけていけるような環境の提供に力を入れています。また、最終的にはスクール修了生が受講生を指導していける体制作りを目指してまいります。