新着情報

稲刈りが8月下旬から本格化 高温障害懸念も、収量・品質とも平年並み

2018.8.28

西尾市内で行われる稲刈り
西尾市内で行われる稲刈り

 西尾市内で8月下旬より稲刈りが本格的にスタートしました。市内生産量の約半分を占めるコシヒカリの収穫が8月22日頃から開始し、台風が通過した8月26日頃から一斉に本格化。市内の圃場ではコンバインが走り、さかんに米の収穫を行っています。
 今年はコシヒカリの出穂期となる8月、最高気温が連日40度近くに達するなど例年にない高温となり、生育は5日から1週間ほど早まりました。未熟粒・胴割米といった高温障害の発生が懸念されていたものの、現時点では品質・収量ともに例年並みを見込んでいます。
 西尾市内の米・麦・大豆農家で組織するJA西三河農作業受託部会では、今年の厳しい暑さに対して、深水管理の徹底を呼びかけ。同部会の市川茂弘部会長は「今までにない高温で、品質を心配していた。このような年が続くならば、栽培ごよみの見直しなども考える必要があるのではないかと思う」と話しています。
 同部会は48人の農家で組織し、市内1,860㌶で米を生産しています。「コシヒカリ」の収穫は9月上旬まで行われ、10月中下旬には、市内生産量の約4割を占める中生種「あいちのかおり」の稲刈りが行われる見込みです。