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佐久島産サツマイモ「サクのいも」17㌃で約1トン収穫 芋焼酎へ加工し来年3月販売予定

2018.9.25

収穫したサツマイモを運ぶ学生ら
収穫したサツマイモを運ぶ学生ら

 JA西三河は平成29年度より、西尾市や佐久島の島民団体「島を美しくつくる会」とともに、佐久島のサツマイモ名産化プロジェクト「サクのいもプロジェクト」を進めています。取組2年目となる今年は、佐久島クラインガルテンでの試験栽培のほか島民7人がサツマイモ栽培に挑戦。今年9月、初の本格収穫を迎えています。
 19日、島民団体の管理する佐久島クラインガルテンの畑17㌃で収穫作業が行われました。島民団体やJA・市の担当者のほか、愛知淑徳大学の学生団体「Step In 佐久島」、現地のNPO法人「ONE STEP」など、合計40人が参加。参加者らは、事前につるをきっておいた畑に入り、3時間でおよそ1㌧を収穫しました。
 島を美しくつくる会副会長・NPO法人ONE STEPの代表でサツマイモづくりのリーダーを務めた笠間淳さんは「サツマイモ作りが島の産業になり、これを仕事として佐久島に移住する人ができてほしい。このサツマイモづくりが基礎になってほしい」と話した。また今年の収穫については「試行錯誤を取り返してようやく収穫にこぎつけたが、計画の量には届かず残念だった。来年は5倍の量を収穫したい」と意欲を見せています。
 「サクのいもプロジェクト」は、佐久島で増加する遊休農地対策と、新たな名産品づくりによる佐久島の経済活性化などを目的としています。9月25日・26日にはJA西三河佐久島店で、初となるサツマイモの集荷作業が行われます。島民から集荷したサツマイモはJAが買い取り、10月2日に西尾市内で酒類・みりんの製造を行う相生ユニビオ㈱へ納品し、芋焼酎への加工を行います。また、芋焼酎の商品企画を含む販売戦略づくりは、NPO法人ONESTEPと学生団体が相生ユニビオ㈱と連携して行い、佐久島を訪れる若者を中心とする観光客をターゲットとした商品づくりを行います。芋焼酎の販売は2019年3月から4月頃の予定です。

 

NPO法人ONE STEP
NPO法人ONE STEP
愛知淑徳大学の学生団体 Step In 佐久島
愛知淑徳大学の学生団体 Step In 佐久島