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JA西三河じねんじょ研究会、試験栽培ジネンジョを憩の農園で試食販売 初収穫のジネンジョPR

2018.12.10

ジネンジョの販売を行う研究会員ら
ジネンジョの販売を行う研究会員ら

 JA西三河じねんじょ研究会は12月9日、憩の農園でジネンジョの試食販売会を開きました。同研究会は今年度発足し、会員8人は全員が栽培の初心者。今年度は栽培学習のために共用圃場でジネンジョを栽培しており、今回の試食販売は自分たちの生産したジネンジョを新たな名産品としてPRしようと、初めて開催したものです。
 この日、同研究会の会員8人が憩の農園に集まり、ジネンジョ「夢とろろ」で作ったとろろ汁をごはんにかけ、来園者にふるまいました。地元産のジネンジョは来園者の注目を集め、この日1日でパック詰め(約230㌘)のジネンジョ約80パック、贈答用を想定した一本もののジネンジョ6本を販売。美味しい食べ方を伝えようと、とろろ汁の作り方を描いたチラシも合わせて配布しました。
 同研究会の会長を務める井土和之さんは「初めてにしてはなかなかの出来で、味も非常に良かったと思う。『西尾のジネンジョ』の販売は今日がスタート。試食販売などのPRの取り組みを来年以降も続けたい」と話しました。
 JA西三河じねんじょ研究会は今年1月、露地イチジクとジネンジョの複合経営による所得向上を目指して発足。4月より西尾市吉良町地内の共同圃場で、JAや県農業改良普及課などの指導のもと、栽培学習のためのジネンジョ栽培とアミ室での種イモ作りを行い、11月から12月にかけて約300本を収穫しました。
 次年度作では、共用圃場の区画を区切り、各会員がそれぞれの責任のもとでジネンジョを栽培。収穫したジネンジョは「夢とろろ」のブランド名で、各自が産直等へ販売する。将来的には各会員が自分たちの圃場で栽培を行う予定です。