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「米づくり体験授業」の情報共有 指導農家・学校・JAが一堂に会して意見交換会

2019.3.19

小学校で授業を行った感想を話す農家
小学校で授業を行った感想を話す農家

 JA西三河は3月7日、米づくり農業体験を通じた食育事業の意見交換会を開きました。JAが主催する食農教育活動「米づくり体験授業」に参加する小学校の教員21人、米づくりを指導した農家19人のほか、JA各支店の担当者、東海農政局・県・市の食育担当者あわせて約60人が出席しました。
 意見交換では、各学校の教員が農業体験の取り組みや意見、指導農家らは米づくり体験授業を通して感じたことや来年度以降の指導方針などを発表。教員は「作った米を校区の福祉施設に寄付したところ、利用者の方に喜んでいただいただけでなく、児童も地域とのつながりを強めることができた」などと各校の事例を話し、情報共有を図りました。また、米づくり体験授業を経験した児童の保護者を対象としたアンケートの結果や、次年度の米づくり体験授業の方針について、西尾市及びJAの食農教育担当者が説明しました。
 同JAは管内農家と協力し、農業の大切さを子供たちに伝えることを目的に、各地域の米農家や地域ボランティア、PTAなどとともに市内の小学校で「米づくり体験授業」を開催しています。2008年度の取組開始以降、年々参加校を増やし、今年度は市内18小学校で約1000人以上の児童に対して田植え・稲刈りなどを体験する機会を提供しました。「米づくり体験授業」等の食農教育の取組が評価され、2017年度には農林水産省の主催する「第1回 食育活動表彰」の教育関係者・事業者部門で農林水産大臣賞を受賞しています。