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麦収穫スタート、好天に恵まれ昨年以上の収量見込む 県内一の産地・西尾市で

2019.6.7

コンバインでの麦収穫
コンバインでの麦収穫

 JA西三河管内の西尾市で、6月3日より麦収穫が一斉にスタートしました。同日には市内のカントリーエレベーターが荷受けを開始。麦の水分量や天候の推移を見つつ徐々に本格化し、6月8日頃にはピークを迎えます。収穫は中旬一杯まで行われる見込み。
 今作の麦は、昨冬の播種作業が順調に進んだことや、4月~5月の小雨・乾燥などの好天に恵まれて順調に生育。JA西三河では平年並み(5820㌧)だった昨年度以上の収量を見込んでいます。
 JA西三河農作業受託部会の市川茂弘部会長は、「質・量ともに全国一を目指して生産にあたっている。今年の麦が質のいい小麦粉になり、消費者の方のもとへ届くよう、頑張って収穫したい」と話しています。
 西尾市では48人の農家が約1,250㌶の水田で麦を栽培。大規模農家への農地集積と、部会を中心とした適期作業を通して生産力を高め、年間5,820㌧(2018年度)の収穫は市町村別で愛知県内一位、反収は全国一位を誇っています。同JAでは2015年度より、県産の多収性品種「きぬあかり」の比率を全体の圃場面積の約90%まで高め、収量増をめざしています。またパン・ラーメン等の製造に適する新品種硬質小麦「ゆめあかり」栽培を本格的にスタートし、農家収入の向上に向けた対策を進めています。