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西三河農協農作業受託部会、小麦反収全国一位を愛知県知事に報告 セブン―イレブン新商品試食も

2019.7.26

大村知事(中央)と、知事公館を訪問した市川部会長(左3番目)ら麦生産者(左側3人)、㈱セブン―イレブンの担当者ら(右側3人)
大村知事(中央)と、知事公館を訪問した市川部会長(左3番目)ら麦生産者(左側3人)、㈱セブン―イレブンの担当者ら(右側3人)

 西三河農協農作業受託部会の生産者と、㈱セブン―イレブン・ジャパンの職員、セブン―イレブン加盟店オーナーらが7月24日、愛知県公館を訪問し、大村秀章知事にむけて、2018年度産小麦の県別反収(10㌃あたり収量)が全国1位となったことを報告しました。また大村知事に向けて、県産小麦「きぬあかり」を使用したセブン―イレブンの新商品「愛知県産小麦使用!もっちりざるきしめん」を紹介しました。
 西尾市内で米・麦・大豆を栽培する農家で、西三河農協農作業受託部会の市川茂弘部会長は、県別反収1位の達成には県やJAの協力があったことにふれ、「この場を借りて関係機関の皆様に感謝します」と話しました。大村知事は「生産者の皆様がうまく「きぬあかり」を栽培されたからこそ品種の多収性が発揮されたのだと感じた」と話しました。また、㈱セブン―イレブンの担当者より新商品の説明を受けるとともに試食し、「皆様の取組により「きぬあかり」の認知度がさらに向上したと感じる。県民の皆様に食べてもらえるよう、今後の取組もお願いしたい」と話しました。
 愛知県内では2018年度、5,390㌶で22,800㌧の小麦を生産し、反収423㌔は統計開始後で初めて県別トップとなりました。現在県内での生産割合90%以上を占める主力品種「きぬあかり」は愛知県農業総合試験場で生み出され、収量が高く、倒伏や湿害・病害に強いといった特長をもつほか、コシがあり明るい色の麺を作ることができます。2015年産の県内での本格生産開始より、うどん・きしめんといった用途への利用が進み、現在は実需者からの引き合いも強くなっています。
 西尾市は2018年度、1250㌶で5,820㌧の小麦を収穫しており収量は県内一位。2019年度は、5月の出穂後の好天にめぐまれ順調に生育しました。JA西三河では昨年度を大きく上回る約7,200㌧・反収570㌔を見込んでいます。
 ㈱セブン―イレブン・ジャパンによれば、「愛知県産小麦使用!もっちりざるきしめん」は7月25日より8月下旬まで、愛知・岐阜・三重3県で販売。同社は2018年より「きぬあかり」を使用し商品を東海エリアで販売しており、今後も商品を開発・販売の予定です。