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JA西三河きゅうり部会 新部会長に糟谷英幸さん

2019.8.13

就任あいさつする糟谷新部会長

 市内の冬春キュウリ生産者40人で組織するJA西三河きゅうり部会は8月6日、Aコープ桜町店で平成30年度通常総会を開きました。部会員のほかJA・行政・市場等の関係者らあわせて約60人が参加。議事では、平成30年度の事業・決算報告、令和元年度(平成31年度)の事業計画と収支予算案、委員会の活動報告・計画案などを決議。役員改選では、新部会長に糟谷英幸さん(一色町)を選任しました。

 冒頭で平井優部会長は「平成30年度は9月の台風により定植時期が遅れたものの、秋口以降の温暖な気温と十分な日照量が確保できたことにより、昨年同様の収量をあげることができた」と報告。また糟谷新部会長は就任あいさつで、近年のキュウリ栽培における技術革新が全国的に始まったことに触れ、「当産地でも日本のキュウリをリードするスマート農業技術の開発実証プロジェクトの研究テーマに取り組んでいる。また次世代キュウリ選果場調査会を立ち上げ、今後起こりうる競争結果にも対応していく。今年度もよいきゅうりを出荷できるよう産地一丸となって頑張っていきたい」と抱負を述べました。
 同部会は2015年より部会全体で農業用ICTツールを活用し、技術力の高い農家による栽培環境・肥培管理のノウハウを共有。さらに国による「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト」の採択を得て進める実証事業「ICTに基づく養液栽培から販売による施設キュウリのデータ駆動経営一貫体系の実証」が今年6月より始まり、先進農家の知恵を共有し産地の高度化を図ります。昨年11月から今年6月の平成30年度作は、出荷量3,142㌧・販売金額8億8,600万円で、10㌃あたりの収量は27.5㌧と全国平均の2.7倍で国内トップクラスを誇っています。事業計画では、出荷物の共同選果・共同販売やGAP・エコファーマーの取り組み、ICTを活用した栽培指導会や研究会の開催などを主要事業として挙げており、今年度は生産目標3,200㌧・販売目標9億円を掲げて取り組みます。

その他の役員は以下の通り(敬称略)。
▼副部会長兼会計=伊藤高義▼栽培委員長=杉浦光治▼販売委員長=高須淳一▼選果委員長=杉浦勝己▼栽培副委員長=織田和弘▼販売副委員長=鈴木弘幸▼選果副委員長=石川正則▼改革プロジェクトリーダー=羽佐田稔