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西尾市長賞に松田博さん(八ツ面町) 西尾梨品質改善共進会・梨の即売会 JA西三河梨部会

2019.9.3

共進会の審査風景

 JA西三河梨部会(齋藤光俊部会長、部会員62名)は8月29日、JA西三河本店で西尾梨品質改善共進会を開きました。同部会員から56点の「豊水」が出品され、審査の結果、最優秀賞の西尾市長賞には八ツ面町の松田博さんが選ばれました。
 県・市や市場関係者、JA担当者など6名が審査員となり、外観や糖度、玉揃い、病害虫被害など基準に審査。今年は日照時間が短く、曇雨天が多かったため若干小玉傾向であるが、病害虫の発生は少なく平年並みの美味しい仕上がりとなりました。糖度は最高で14.2度、平均が13.0度。審査委員長を務めた愛知県西三河農林水産事務所農業改良普及課の岩田資生主幹は、「今年の厳しい気象条件の中で品質の高い梨を出品できたのは、適切な摘果や病害虫や害虫の防除など、生産者の皆様の努力によるものです」と講評しました。
 同部会は出品された梨の一部を、JA西三河の名倉正裕組合長、西尾市の中村健市長、西尾市議会などに寄贈しました。中村市長は「『西尾梨』は味はもちろん、歯ごたえがしっかりしていておいしい。西尾市にはブランド化の進んだ農作物が多いが、皆さんが生産する『西尾梨』も市の誇るブランドとして応援させていただきたい」と話しました。また同部会は市内の福祉施設5か所にも合計120㌔の梨を寄贈しました。

 同時に同部会は、西尾市役所北駐車場で梨の即売会を開き、5㌔箱詰めの「豊水」梨などのほか、生活改善実行グループ「四つ葉グループ」が作った「なしジャム」を販売しました。好天に恵まれ、多くの来場者でにぎわいました。

その他の入賞者は次のとおり(敬称略)。

▼西尾市議会議長賞=鈴木榮
▼西尾市農業改良推進協議会長賞=杉浦温代
▼愛知県経済農業協同組合連合会長賞=榎本昭弘
▼西三河農業協同組合長賞=市川治
▼西尾市農業委員会長賞=犬塚義弘
▼愛知県果樹振興会長賞=手島勝義
▼セントライ青果株式会社社長賞=齋藤光俊
▼JA西三河梨部会長賞=犬塚忠雄

即売会で梨ジャムを試食する子ども
西尾市の中村市長(右2人目)へ梨を寄贈する
福祉施設へ梨の寄贈に訪れた齋藤部会長(左)