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施設園芸作物 続々と共選出荷スタート!

2019.11.18

 西尾市は加温したハウスで秋から春にかけて作物を育てる「施設園芸」が盛んな地域。10月下旬から11月にかけてトマト、イチゴ、キュウリ、ナスといった作物の出荷が続々とスタートしています。

 

【トマト】大玉トマトは10月16日、ミニトマトは11月1日より吉田トマト選果場で共選出荷を開始。12月頃には部会員全員のトマトが出揃い、本格的に収穫が行われます。JA西三河トマト部会(部会員12人)では、大玉トマト約300㌧、ミニトマト約97㌧を生産(平成30年度産)。ミネラル豊富な土壌を活かし、糖度の高いトマトを生産しています。

 

 

【イチゴ】10月25日より小牧センターで共選出荷を開始。市内では「章姫」「紅ほっぺ」の2種類を生産しており、「章姫」は11月中旬、「紅ほっぺ」は11月下旬頃に本格出荷を迎えます。JA西三河いちご部会(部会員82人)では16.3㌶で年間約938㌧(平成30年度産)を生産。出荷額は前年度を上回る約11億7,000万円にのぼり、規模・生産量ともに県内トップクラスを誇ります。12月10日頃よりクリスマス前に冬の出荷の山場を迎え、この2週間で全体の2割を出荷します。

 

【キュウリ】11月1日より池田センターで機械選果を開始。JA西三河きゅうり部会(部会員40人)では、2015年より部会全体で農業用ICTツールを活用し、技術力の高い農家による栽培環境・肥培管理のノウハウを共有。さらに国による「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト」の採択を得て進める実証事業「ICTに基づく養液栽培から販売による施設キュウリのデータ駆動経営一貫体系の実証」が今年6月より始まり、先進農家の知恵を共有し産地の高度化を図っています。平成30年度作は、出荷量3,142㌧・販売金額8億8,600万円で、10㌃あたりの収量は27.5㌧と全国平均の2.7倍で国内トップクラスを誇っています。

 

【ナス】11月1日より高河原センターで共選出荷を開始。西尾市茄子組合(組合員5人)では、年間103㌧のナスを生産しています。JAあいち中央・JAあいち三河の生産部会とともに共販組織「西三河促成なす部会」を組織し、「とげなし美茄子(びーなす)」のブランド名で販売。「とげなし美茄子」は年間通してツヤ・形が良く、ナス特有の棘がなくて秀品率が高いことから量販店での人気があります。