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JA西三河じねんじょ研究会 初の本格収穫を前に出来を確認

2019.11.18

収穫したジネンジョを確認する会員ら

 イチジク農家を中心に2018年1月に発足したJA西三河じねんじょ研究会は11月5日、西尾市吉良町の共用ほ場でジネンジョの試験収穫を行いました。愛知県で生産されるブランド品種「夢とろろ」の栽培に取り組み、今年11月から12月にかけて研究会として初の本格収穫を迎えます。   
 試験収穫には研究会の会員7人が参加。会員は枯死したつると棚を撤去し土を掘り起して、約1㌃のほ場のうち8分の1程度、約30本のジネンジョを収穫。またムカゴの採取も行いました。井土和之会長は「2年目にしてはまずまずの出来。課題はあるが一つずつ乗り越え、西尾産ジネンジョを発展していきたい」と話しました。
 色と香りの決め手となる土は、愛知県新城市の赤サバ土を使用。パイプの代わりに雨どいを活用し、使用する土の量を半分に減らすなど生産コスト低減につなげています。収穫したジネンジョは愛知県じねんじょ主産地協議会の県産ジネンジョのブランド「夢とろろ」で販売。今後は生産技術の向上とともに安定供給できる販路確保に力を入れ、長芋との差別化を図りながら西尾産ジネンジョの販売をめざしていきます。12月には西尾市憩の農園で試食販売会を計画しています。