新着情報

第73回全国お茶まつり愛知大会、「西尾の抹茶博」同時開催で茶の魅力をまるごと発信!

2019.11.18

大会長賞に輝いた稲垣さん(右)と大村知事

  全国の茶業関係者が一同に集う第73回全国お茶まつり愛知大会が11月16日・17日、全国有数の抹茶生産地である愛知県西尾市で開催されました。西尾市が会場となるのは15年ぶり4回目。全国茶品評会の表彰式のほか、「西尾の抹茶」を使用したスイーツの販売や体験プログラムなど多彩な催しを展開しました。
 16日に西尾市文化会館で開かれた大会式典には、生産者や茶業関係団体などが参加。主催者挨拶として、愛知大会会長を務める大村秀章知事が「これまで培ってきた栽培技術を向上させていくことはもとより、幅広い世代の方々へ茶の機能性・文化を発信していくことが重要。『西尾の抹茶博』では、お茶のおいしさや楽しみ方を体感していただきたい」とあいさつしました。大会長賞には、てん茶の部で農林水産大臣賞に輝いた㈲ヤマフジ製茶・稲垣宏紀さん(西尾市)が選ばれました。また品評会褒章授与や本年の茶業功績者の表彰式などが行われ、農林水産大臣賞、産地賞に輝いた県勢、茶業功績者に選ばれた愛知県の石川哲雄(72歳)さんらが表彰を受けました。大会宣言では「日本茶の魅力を国内外の消費者に発信し、茶業振興、輸出の促進、日本茶文化の発展を図る」と決議しました。

農林水産振興展で地元農産物をPR

 関連事業として、市特産物や産業を紹介する「西尾の抹茶博」を16日・17日の両日開催。毎年この時期に行う「西尾の抹茶の日」「にしお産業物産フェア」と合わせた茶のPRイベントで、特産の抹茶を前面に打ち出し消費拡大を図りました。市内4カ所の会場では「平成から令和へ 日本茶を世界へ」をスローガンに、茶の試飲・販売をはじめ、農林水産振興展や産業用ロボットによる呈茶、市内の和洋菓子店協力による抹茶スイーツフェスなどを開催。約100ブースが設けられ、地元生産者やJAの生産部会も多数参加し地域農業のおいしい魅力を発信しました。次回開催地は鹿児島県です。