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麦「きぬあかり」「ゆめあかり」播種 西三河農協農作業受託部会

2019.12.3

麦播種に取り組む花木副部会長

 JA西三河管内の西尾市で11月中旬により麦の播種が行われ、市内の水田では至る所で播種に取り組む農家のトラクターの姿が見られています。
 2020年度作となる今回の麦の播種では、2015年より同JAが主力品種と位置付ける多収性品種「きぬあかり」の割合を全体の75%にあたる約940㌶、、新品種硬質小麦「ゆめあかり」を25%の約310㌶で栽培します。
 西尾市内の米・麦・大豆農家で組織する西三河農協農作業受託部会の花木道明副部会長は「去年は天候に恵まれた事と部会員の努力によって多く収穫できた。今年は去年より多く収穫できるように頑張っていく」と話しました。
 西三河農協農作業受託部会では、48人の農家が約1250㌶で年間に7970㌧(令和元年度)の麦を収穫しており、県内一位の生産量を誇っています。市内で生産する麦「きぬあかり」・「ゆめあかり」は両方とも愛知県農業総合試験場で開発された品種。愛知生まれの2品種に集約し、農家所得の向上と愛知県産小麦のブランド化を狙っています。
 「ゆめあかり」栽培への取り組みは2016年より開始しており、試験栽培を通して施肥体系などを調査・検証しつつ徐々に面積を拡大してきました。生産した「ゆめあかり」は主に学校給食のパン等への利用などを計画しています。