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西尾産ジネンジョ「夢とろろ」、試食販売会で地域にPR

2019.12.9

「夢とろろ」の販売を行う研究会員ら

 JA西三河じねんじょ研究会は12月8日、西尾産ジネンジョ「夢とろろ」の試食販売会を西尾市憩の農園で開き、新たな名産品として地域へPRしました。
 この日、研究会会員5人がジネンジョ「夢とろろ」で作ったとろろ汁をごはんにかけ、来園者約200人に振る舞いました。西尾産ジネンジョは来園者の注目を集め、パック詰め(200㌘)を104パック、贈答用を想定した一本もの13本を販売。とろろ汁のレシピもあわせて手渡し、おいしい食べ方を紹介しました。
 井土和之会長は試食販売について「多くの方々に地元で採れたジネンジョを味わってもらえる良い機会。今後も継続してPRをしていきたい」と話し、試食した来園者は皆、「粘り気がすごくて美味しい」と笑顔をみせました。
 JA西三河じねんじょ研究会は2018年1月、露地イチジクとジネンジョの複合経営による所得向上をめざして発足。会員8人は全員がジネンジョ栽培の初心者で、吉良町地内の共用ほ場でJAや県農業改良普及課などの指導のもと、有機物の少ない新城市の赤サバ土を使用して栽培。11月から12月にかけて約600本(昨年比200%)を収穫しました。今年は夏場の昼夜の気温差が少なかったため細いものが多く、10月の長雨により生長点の腐食が見られたため、次年度は水はけ対策を課題に挙げて、明渠(めいきょ)による排水路造成やパイプにかけるビニールのかけ方などを工夫していきます。収穫したジネンジョは、県産ブランド「夢とろろ」として産直施設等で販売しています。