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クリスマス向けイチゴの出荷が始まりました!

2019.12.17

出荷作業にあたる生産者ら

 県内で生産量・規模ともにトップクラスを誇る西尾市で、12月中旬よりイチゴ出荷の冬のピークを迎えました。特に需要の高い11日から21日にかけては、ケーキ等に利用される業務用イチゴの出荷を中心に行い、12月の出荷量は全体の約2割。業務出荷初日の11日には「章姫」11,000パック、「紅ほっぺ」7,000パックを出荷しました。最盛期には1日に20,000パック(270g)を出荷する見込みです。
 業務用イチゴの階級は、ケーキに適した2L・L・Мの3種類。業務用出荷の専用パックはやわらかい素材を用い、イチゴを置く場所に穴をあけることで荷傷みを避けています。またクリスマス前の需要期の出荷に力を入れており、安定した出荷量と高品質が大手製菓業者からの高い評価を受けています。

 今年は暖冬により小玉傾向であるものの、10月下旬の共選出荷より順調な出荷が続いており、春のピークは3月頃。市内のイチゴ生産者で組織するJA西三河いちご部会(部会員82人)は、約16.3㌃で938㌧のイチゴを生産(平成30年度産)。県内でも部会員が多く平均反収が高いことが特徴です。「章姫」・「紅ほっぺ」を生産し、主に愛知県内の市場のほか、石川県・新潟県などへ出荷。販売金額は約11億円にのぼり、品種を集約することでロット数を高めて有利販売につなげています。また近年では、天敵製剤利用による農薬使用量低減に努めて、安全・安心なイチゴ生産に取り組んでいます。