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JA西三河いちご部会品評会 県知事賞に内藤松夫さん

2020.1.17

審査のようす

 県内で生産量・規模ともにトップクラスを誇るJA西三河いちご部会は1月14日、第9回JA西三河いちご部会品評会をJA小牧センターで開きました。最高位の愛知県知事賞には、外観・糖度ともに優れ、品種の特性がよく表れた内藤松夫さんの「章姫」が選ばれました。
 品評会には、同部会の部会員より「章姫」33点、「紅ほっぺ」48点の計81点が出品され、市、普及課、卸売市場の担当者ら12人が外観や色味、糖度などを基準に審査。県知事賞含む特別賞14点、入選20点が選ばれました。この日入賞した34人は、1月21日に愛知県豊田市で開かれる令和元年度愛知県いちご品評会に部会代表として出品します。
 今年の出品物は「章姫」の平均糖度が11.7度、「紅ほっぺ」12.4度と前年を上回り、甘く仕上がっています。審査長を務めた愛知県西三河農林水産事務所農業改良普及課西尾駐在室の大川浩司室長補佐は、「暖冬の影響により小玉傾向が見られましたが、部会員の方々の努力により出品されたイチゴはいずれの品種においても果形・ツヤ・玉揃いの優れるものが多く、日頃の管理の成果が表れていた」と講評しました。またこの日出品されたイチゴの一部は、15日にAコープ一色店にて販売されました。
 JA西三河いちご部会は82人で組織し、約16.3㌶で「章姫」・「紅ほっぺ」を年間938㌧生産(平成30年度)。県内でも部会員が多く平均反収が高いことが特徴で、県内市場のほか、石川県・新潟県などへ出荷しています。販売金額は約11億円にのぼり、県内一の産地。品種を集約することで、ロット数を高めて有利販売につなげています。