新着情報

国会議員との意見交換会、組合員農家の声を直接国政へ

2020.1.29

山田議員の回答を聞き入る農家ら

 JAグループ愛知では組合員農家の声を農政に届ける取組みとして、毎年2月から3月にかけて県下全JAの組合員・農家代表者へヒアリングを行い、6月にその声を国や国会議員等へ政策提案・要請として届けています。この取り組みをさらに強化するため、JAの生産組織の代表者が国会議員と直接意見交換する機会を新たに設けて生産性向上とJAへの結集を高めていきます。
 農政課題・施策要望等にかかる国会議員との意見交換会は今回初めての取組みで、県下7JAで実施。1月27日には、JA西三河本店で山田俊男参議院議員、藤木眞也参議院議員、地区選出の衆議院議員である青山周平氏との意見交換会を開きました。生産部会に所属する農家ら約140人が参加し、生産現場の実情をつなぎました。
 冒頭のあいさつで、JAの名倉正裕組合長は「地域農業を将来にわたって発展させ、安全・安心な食料を安定的に届けていくためには、生産現場からの視点に立つ国家レベルでの農業政策が必要。農業現場の課題と要望を伝えて有意義な時間としていただきたい」と話し、生産者へ率直な意見を求めました。意見交換会ではCSF(豚コレラ)のワクチン接種費用の格差是正や、畑の遊休農地対策として10㌃以下の小規模管理地に対する助成措置の創設をはじめ、農業政策の補助事業、農地中間管理機構に対する要望、さらにはスマート農業開発プロジェクトにおける生産現場に必要な設備開発などへの継続国費の投入および農業界についても国の進めるSociety5.0に対応した機器導入普及に対する支援などが挙げられました。
 当JAでは、農家所得の向上と安心して暮らせる地域づくりをめざす「創造的自己改革」の方針のもと、地域農業の長期発展に向けた施策に取り組んでおり、1月9日には西尾市へ農業施策に関する要望書を提出。行政と連携した地域農業活性化に取り組んでいます。