新着情報

地元産小麦「きぬあかり」をPR、生産者と地産地消を呼び掛け

2020.2.20

スマイルの深谷祐子代表(中央)と小野田裕二さん(右)、(株)金トビ志賀の担当者

 児童総合遊園施設「愛知こどもの国」は2月22日より、土・日・祝日限定で地元産小麦「きぬあかり」を100%使用したうどんときしめんを販売します。きしめんや味噌煮込みうどんなど独自のめん文化を持つ愛知県で、地粉となる「きぬあかり」を使用し、さらなる地産地消を推し進めていきます。
 19日には販売に先駆け、同園のゆうひが丘にあるレストハウス スマイルで試食会を開催。生産者を代表して深池町で米・麦・大豆を生産する小野田裕二さんと、製粉会社の株式会社金トビ志賀(蒲郡市)などの関係者ら約20人が招かれ、きぬあかりを100%使用したうどんときしめんを味わいました。全国麦作共励会農林水産大臣賞や農林水産祭天皇杯などの受賞経験を持つ小野田さんは「西尾市は日本一の反収を誇り、〝小麦県〟ということを皆さんに知っていただく機会になれば」と話し、イベントを企画した同園の小野田一男所長は「多くの方々に安全・安心な地元産を味わってもらいたい」と強調して地産地消を呼び掛けました。レストハウス スマイルでは今後も「きぬあかり」を使用したラーメンやスイーツの販売も検討していくそうです。
 「絹のように美しく、明るさを持つ麺ができる小麦」との由来を持つ「きぬあかり」は、コシを生み出す4種のグルテニン遺伝子と日本めんに適したアミロース含量、明るいめん色を生み出す灰分の低さが特徴。また多収で病気や倒伏に強く、梅雨がくるまで収穫ができるといいます。
 大型農機を活用した高効率の集約的農業を展開する西尾市では、市内の米・麦・大豆生産者で組織する西三河農協農作業受託部会に所属する48人の農家が約1,250㌶で年間に7,970㌧の麦を生産。2019年度産の都道府県別反収(10㌃あたり収量)は563㌔と2年連続全国1位でトップクラスの麦の生産力を誇っています。