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レインボーバラ共選組合 花屋へバラ約2000本提供し、「花飾り」を推進

2020.3.27

バラを5本選ぶ通行人ら

 西尾市を中心としたバラ農家で組織するレインボーバラ共選組合は、名港フラワーブリッジを通じて取引先である老舗花屋・坪井花苑へバラ1980本を無償提供しました。提供されたバラは3月16日・18日の2日間、名古屋市中区にある坪井花苑本店で各日先着約200人へプレゼントし、バラの魅力を発信。生産現場から小売りまでが一体となって『花飾り』を推進し、日常に花のある暮らしの定着につなげていきます。
 新型コロナウイルス感染防止のため外出を控え自宅で過ごす人が増えていることを背景に、見えないウイルスとの闘いや自粛ムードで元気のない社会を「バラの力で明るく盛り上げよう」と同組合が企画。また、もっと花屋へ足を運んでほしいという生産者の強い要望から花屋での開催に至りました。
 坪井花苑本店には赤やピンク、黄色など鮮やかなバラがずらり並び、来店者や通行人はその中から好きなバラを5本選びました。無料配布は昼と夕方の2回に分け、主婦や帰宅時の会社員をターゲットにPR。普段花屋に立ち寄る機会の少ない層へバラの魅力を発信し、潜在的な需要の掘り起しを図りました。SNSでの口コミもあり、2日目は20分ほどで配布終了となるほど大好評。同組合の山本圭悟組合長は「こういった時だからこそ、花に目を向けて少しでも気持ちが明るくなれば」と話しました。
 レインボーバラ共選組合の生産者は半数以上が40代以下と若く、作付面積727㌃で98品種を年間約530万本生産。関東・中京・関西方面へ出荷し、販売金額は約4億円にのぼります。2018年4月には「花き日持ち性向上生産管理基準認証者」の認証を取得、鮮度の高いバラを各地へ届けています。