JA西三河のこと

ジェネリック除草剤・ワンタッチ肥料提案でコスト低減

 JA西三河では、肥料や農薬の価格低減や、安価で効果的な新型資材の提案を行うことでコスト低減を図り、農家所得の向上につなげています。

除草剤キャンペーンに「ジェネリック除草剤」 多様な選択肢示す


高河原センターの資材売場と、キャンペーンチラシを手にする店員

 JA西三河では農家のコスト削減策の一環として、ジェネリック(後発)除草剤の普及推進を強化しています。取扱いの告知チラシや店頭POPでは、ジェネリック除草剤の特徴や効果的な使用のための方法や注意点などを紹介。「JAの農薬は高い」といったイメージを払しょくするとともに、生産コストの低減対策および利用者に多様な選択肢を示し、価格面のメリットを重視する利用者へのPRにつないでいます。

 強化の取組は2017年3月から5月に行った春の除草剤キャンペーンから開始しました。取扱除草剤として、「ラウンドアップマックスロード」・「バスタ液剤」などの従来品に加えて、「ラウンドアップ」のジェネリック除草剤「草枯らしMIC」の取扱を開始。
 価格低減とキャンペーン期間延長をあわせて行い、キャンペーン全体では金額ベースで昨年比約120%の実績を挙げました。部会に所属する大規模農家向けに開催した同年夏の除草剤キャンペーンでは、数量200%、金額128%と大きな効果を上げています。

 JAではこれ以降、ジェネリック除草剤を定番商品としてキャンペーンごとに取扱っています。価格も近隣のホームセンターや商系農業資材店とそん色ない水準まで下げ、JAならではのきめ細かく専門的な営農指導と合わせ、利用者に多彩な選択肢を示しています。

(2018.6)

低コストワンタッチ肥料導入 米・麦・大豆の肥料コスト低減

田植え機のホッパに低コストワンタッチ肥料を投入する農家と、飼料用米の田植え風景(2018年6月)

 JA西三河では米・麦・大豆の担い手農家向けに、「低コストワンタッチ肥料」などの新型肥料導入を推進し、生産コストの低減を通じて所得増加を目指しています。「低コストワンタッチ肥料」とは、化学肥料3要素のうち土壌に残留しやすいリン酸・カリの含有量を下げ、窒素成分を多く含むよう改良したもの。同量の窒素成分を投入した場合、従来品と比較して約10%から20%のコスト低減につながります。
 2016年度より、担い手農家向け水稲用肥料の注文とりまとめの際、従来品の「側条エース」(24-13-10)に加えて、新型の低コストワンタッチ肥料「側条エース スーパーL」(34-3-3)をラインナップに追加。2017年度のとりまとめでは、早生用「スーパーL」が約500袋、中生用「スーパーL」が約1600袋(各1袋15キロ)を供給。2018年度はそれぞれ400袋、1800袋を供給しました。
 導入に当たっては、JA西三河農作業受託部会の役員による試験を行い、収量に影響が見られないことを実証の上、パンフレットを作って部会員に提案を行いました。食味への影響を懸念する声もありましたが、コスト面を重視する農家のほか、食味に影響のない飼料用米の生産では大半の農家が切り替えを行いました。

 JAでは、大豆生産についても土壌処理除草剤「プロールプラス」5L規格を導入し、475ヘクタール分が移行。従来の体系処理と比較して約30%のコストダウンを可能としました。麦作では土壌処理除草剤ボクサー20Lの価格低減を図るとともに、除草剤リベレーターについても大容量となる2.5L規格を取扱い、価格低減をはかっています。

(2018.6)