JA西三河のこと

「農家へ出向く活動」積極展開 農家の要望を基に新たな取り組み生む

 JA西三河では2015年度より、「農家へ出向く活動」として、主要な農家への訪問活動を行っています。近年はJA自己改革の一環として位置づけ、取り組みを拡大・強化。農家から聴取したニーズに基づいた新たな事業も立ち上げています。

労働力不足の解消に向けて『無料職業紹介所』開設


営農センターに設置された「農家応援隊募集」掲示板

 JA西三河では2017年10月より、「農家応援隊募集」掲示板を支店・営農センターに掲示し、労働力確保のサポートをしています。「農家へ出向く活動」の中で担い手農家より労働力不足の声が多くあがっていることを受けて始めた取組みで、仲介・斡旋は行わず掲示スペースを無料で貸与し求人募集を行ってきました。
 2020年1月1日には、深刻化する農作業に係る労働力不足の解消に向けて『無料職業紹介所』を設置。働き手がほしい農業者と農作業への就労を希望する求職者の間を取り持ち、農業労働力の確保に力を入れています。農家の需要に対応できる体制を確立し、経営規模拡大の後押しや人手不足を理由とする農家の規模縮小や廃業に歯止めをかけるとともに、高齢化に伴い就業人口が減少していることから、安定して労働力を確保できる体制づくりをめざします。
 「無料職業紹介所」で掲載する求人情報は、管内の組合員が行う農業に関する求人のみとし、地域農業活性化につないでいます。掲示期間は60日間。求人をする農家、働き手ともにJA職員が面談し、それぞれの希望に合わせてマッチングします。雇用に結びつかない場合は、それぞれに次の相手を紹介。「無料職業紹介所」の取組開始から2020年8月までに13戸の農家で求人票を掲載し、15人が農家でパート従業員として働き始めました。

 支店・営農センターには農家応援隊募集の掲示板を継続して設置し、さらなる持続可能な産地総合力の向上をめざして掲示板を活用した求人情報を紹介していきます。

 求人情報は愛知県農業協同組合「求人特設サイト」またはindeedDOMONETでも掲載しています。

(2020.8)

関連ページ
圃場設置用簡易トイレの注文とりまとめ 農家の労働環境改善、パート労働力確保にも期待


圃場に設置された簡易トイレと農家

 JA西三河は2018年3月、野外に設置する簡易トイレの注文とりまとめを行いました。「農家へ出向く活動」の中で農家からくみ上げた要望を形にしたもので、農家の労働環境改善やパート労働力の確保・規模拡大の円滑化につなげることが狙いです。
 JAでは注文とりまとめに際して、農家が単独で設置した場合(販売会社のチラシ等への掲載価格)と比較しておよそ2〜3割安い価格を設定。部会担当者を通して注文のとりまとめを行ったところ3件の申し込みがありました。簡易トイレの設置は5月中下旬に業者が順次行いました。
 利用した農家は「インターネット上では極端に安いトイレを販売する業者もあったが、設置や運用のことを考えると利用には不安があった。身近なJAで手ごろに注文できて助かる。作業時間の短縮も期待でき、将来パートさんを雇う際にも心強い」と話しています。

(2018.6)