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ミニトマト生産者らが種苗会社招いてほ場を巡回

2021.12.7

種苗会社の担当者(左)と圃場を巡回する生産者ら

 JA西三河ミニトマト共選組合は12月2日、全組合員の圃場を巡回しました。種苗会社や西三河農林水産事務所の専門員らを交えた圃場巡回を定期的に行っており、安定出荷と栽培技術の向上を図っています。
 この日、種苗会社の担当者を招き、生産者やJA担当者ら12人が参加。来作から定植を予定する生産者も参加し、各圃場を見学しました。樹勢や着果維持、病害虫被害の有無を確認し、改善点などを検討するほか、今年は急激な温度変化と結露により全国的にも割れ果が多くみられることから原因と対策について時間をかけて確認しました。また種苗会社の担当者は薬剤散布のタイミングやハウスの設定温度、樹の負担を和らげる管理方法などをいくつか紹介。病害虫対策としては「コナジラミはいかに密度を下げられるかが重要。産地全体で対策を行っていくことが大切だ」と呼び掛けました。

 同組合は200㌃で年間約90㌧のミニトマト「キャロル7」を生産し、完熟房取りミニトマト「赤美味(あかうま)」のブランド名で県内市場や関東方面へ出荷しています。房のまま全体を赤く完熟させてから収穫するため、完熟性と鮮度感が特徴。また樹勢をしっかり保ちながら水を切って育てているため、トマト本来のコクが楽しめます。「赤美味」は地元で名君として愛される吉良上野介義央公の愛馬「赤馬」が由来で、7月末まで出荷が続きます。