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小麦の収穫ピーク

2025.6.6

麦の収穫風景

 県内トップの生産量を誇る西尾市で、小麦の収穫がピークを迎えています。6月中旬頃まで収穫が続く見込みで、市内各地では収穫適期を迎えた「麦秋」の圃場で刈り取り作業が進んでいます。今年は順調に生育しており、荷受け量は平年を上回る約7,300㌧を見込みます。
 市内の米・麦・大豆生産者で組織する西三河農協農作業受託部会の小野田裕二部会長は「『にしお小麦』のブランド化を進めているが、それに応えられる良質な仕上がりとなっている。収穫適期内にしっかり刈り取れるよう進めていきたい」と力を込めます。

 西尾市では約1,240㌶で小麦を栽培。多収品種「きぬあかり」の普及や大規模専業農家への農地集積を進め、スケールメリットとあわせた高い技術力を背景に、荷受け量6,914㌧・出荷量6,656㌧は県内トップを誇ります。また同部会では2023年度に「にしお小麦」のブランドを立ち上げ、市内で生産する小麦の付加価値販売に着手。さらに独自の栽培方法により、栽培期間中の除草剤不使用で育てた麦「きぬあかり」を安全・安心で環境にやさしい小麦「きぬあかりPremium(プレミアム)」の名称でブランド化し、従来の麦と差別化することで農家所得の向上につなげています。