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盆明けから露地イチジクが最盛期を迎えます

2025.8.8

収穫風景

 西尾市では8月中下旬にかけて露地イチジクの最盛期を迎えます。
 今年は例年通り7月28日より収穫が始まり、量・質ともに順調な滑り出し。8月17日頃から最盛期を迎える見込みで、多い日には1日当たり約3.6㌧(約10,000パック)を収穫。JAあぐりセンター小牧や安城市のJAあいち経済連パッキングセンターを通じて中京・京浜方面へ出荷します。 
 JA西三河いちじく部会の加藤一基さんは30㌃で「桝井ドーフィン」を栽培。朝4時頃から作業に取り掛かり、果皮を傷つけないよう軸元から1つずつ丁寧にもぎとっています。収穫した実は選別し、その日の昼に集荷場へ持ち込み、翌日には店頭に並びます。
 
 西尾市は山間部に比べて夏場の雨が少なく、温暖な気候でイチジク作りに適した産地。市内では47人の生産者が約8.5㌶で年間約160㌧(ハウス1.2㌧、露地158.8㌧)のイチジクを生産しており、全国トップクラスの生産量を誇る西三河地域のイチジク生産を支えています。またイチジク専門の新規就農向け講座「いちじくスクール」とは別に、新規就農者への栽培支援に注力。ほ場巡回や栽培管理のアドバイスを適宜行うことで産地全体で担い手を育成しています。さらに輸送車や売り場の確保に向けて、2日前からの出荷量予測を始め「西三河のいちじく」ブランドの付加価値を高めています。