レインボーバラ共選組合販売会議
2025.9.8
西尾市を中心としたバラ生産者で組織するレインボーバラ共選組合は9月5日、JA西三河本店で販売会議を開催しました。毎年実施しており、市場の情勢報告や組合活動などを確認するほか、生産者と市場担当者が直接協議し来作の販売戦略を立てています。
当日は、生産者をはじめ、取引のある6市場の担当者ら25人が参加。全体会議と市場別会議の2部制とし、第一部では組合の取組みや経済連、市場の動向などを討議、第二部では各市場の販売情勢を踏まえた質疑応答や具体的な販売戦略について協議しました。特に品種別の特性を比較しながら、主力品種選定について話し合い、今後の作付け更新時の参考としました。
参加した市場担当者は「普段はJAとの話し合いになるが、要望やニーズを汲み上げるだけでなく、生産者と深くすり合わせて販売戦略を立てていきたい」と話しました。作付面積減少や気候条件の影響で厳しい販売状況が続く中、産地と市場を繋ぐことで、生産者の品種選定や栽培技術の向上に加え、JAでは物日を含めた販売強化をしていきます。
同組合は生産者13人と1法人で組織。生産者の平均年齢56歳、作付面積約180㌃で年間72品種・約420万本のバラを生産し、関東・中京・関西方面へ出荷する。愛知県市場への流通量は県内一を誇り、販売金は約3.2億円にのぼる。販売会議の他にも、ローズの日に合わせたイベントや総会を通じてニーズの把握し、産地と市場が共に成長を目指しています。