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イチゴ 春のピーク到来!

2022.4.7

ひと箱ずつ丁寧に品質を確認する生産者ら

 県内トップクラスの生産量と規模を誇る西尾市で、3月中旬よりイチゴの出荷が最盛期を迎えています。
 出荷量がピークとなるのは3月下旬から4月上旬にかけて。3月30日には、約1.5㌧(約6万パック)を県内市場のほか、石川県、新潟県へ出荷しました。今年度は冬季の冷え込みにより1、2月の出荷量が例年に比べて減少。その反動を受け、3月以降の出荷量は例年を上回る見込みで、4月に入ってからも多い日には約3万パックを出荷する予定です。
 4月1日からは「朝採りイチゴ」の出荷を開始。5月末まで毎日300~500パックを西三河地域や名古屋市の量販店へ届けています。より新鮮なイチゴを届けようと、JA西三河いちご部会が2006年より取り組んでおり、収穫した日の午前中には店頭に並びます。フィルムには「朝採りイチゴ」のシールを貼り、消費者へ鮮度の高さをアピール。さらに通常出荷より高単価で取引することで農家所得の向上につなげています。
 
 JA西三河いちご部会は市内のイチゴ生産者77人で組織し、約16.4㌶で年間988㌧のイチゴを生産。品種を「章姫」と「紅ほっぺ」に集約することで、ロット数を高めて有利販売につなげています。また産地の維持・拡大に向けて、2019年より新規就農支援プロジェクト「いちごスクール」を開校。スクール修了生が部会に加入したことで、部会の平均年齢は3年で4歳若返り、作付面積・部会員数ともに前年度を上回っています。