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「西尾梨」共進会開催、市内福祉施設へ120㌔寄贈

2022.9.9

施設に「西尾梨」を寄贈する榎本昭弘部会長(左から2番目)とJA職員

 JA西三河梨部会(51名)は8月25日、JA西三河本店で西尾梨品質改善共進会を開き、同部会員から40点の「西尾梨」が出品。審査の結果、最優秀賞の西尾市長賞には犬塚義弘さんが選ばれました。

 西尾梨品質改善共進会とは、部会で生産する「西尾梨」の品質の成果を発表する場を設けて、生産者の品質向上意識を高めることを目的に開催する品評会。今回の品種は「豊水」で県・市・市場関係者など9名が審査員となり、外観や糖度、玉揃い、病害虫被害などを基準に審査しました。今年は春先の天候が良く、着果も良好で例年並みの出荷量を見込んでいます。糖度は12度前後が多く、最高で14.3度と例年とほぼ変わらず。
 西三河農林水産事務所農業改良普及課の大水洋室長は「4、5月に降水量が多く、昨年多発した黒星病が心配されたが、徹底した防除で抑えることが出来ました。出品した果実は外観・品質ともに優れ、日頃から丹精込めて栽培管理をしてこられた成果が表れていました」と講評した。
 同部会は、共進会と同時に西尾市役所の敷地内で梨の即売会も開催。地元住民へ「西尾梨」をPRし、多くの人でにぎわいを見せました。また、共進会に出品した梨を含め、合計120㌔を市内5ヵ所の福祉施設へ寄贈。地元産の梨の魅力をたくさんの入居者へ知ってもらい、地産地消の促進をはかりました。

その他の入賞者は次のとおり(敬称略)
▼西尾市長賞=犬塚義弘

▼西尾市農業改良推進協議会長賞=名倉武博

▼愛知県経済農業協同組合連合会長賞=市川治

▼西三河農業協同組合長賞=星野淳治

▼愛知県果樹振興会長賞=手島勝義

▼セントライ青果株式会社社長賞=鈴木慶太郎

▼JA西三河梨部会長賞=星野重春