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”日本をリードするJA西三河きゅうり部会スマート農業実証コンソーシアム”が成績検討会を開きました

2023.2.16

 

実証項目②について発表するJA職員

 当JA、愛知県農業総合試験場、愛知県西三河農林水産事務所、(株)エヌアイシー、など8の機関でつくる「日本をリードするJA西三河きゅうり部会 スマート農業実証コンソーシアム」は、2月9日、JA西三河本店で成績検討会を開きました。
 この検討会は、同コンソーシアムが、国によるスマート農業関連実証事業の採択を得て令和3年より2年かけて「生産から流通・販売のデータ駆動一貫体系の実証」として①販売のスマート化②袋詰め販売のスマート化③物流のスマート化などの実現を目指し、その成果を報告・検討したもの。
 この日、JA・行政・関連企業・研究機関などコンソーシアムの関係者ら約30人が一堂に会し、出荷予測を用いた安定販売、需要に応じた袋詰め形態の販売、出荷情報(出荷予約・予測・報告)を用いた配送の適正化の紹介や実証課題の達成状況を報告しました。
 実証課題の成果目標として、①年間収量の20%を袋詰め販売したと仮定すると令和2年度対比で10㌃当たりの利益は5%増加②レギュラー販売と袋詰め販売の収益差は袋詰め販売の方が16%高く③出荷予測モデルによる高精度の出荷情報を早期に運送会社と経済連に連絡した結果、積載率が仮配荷時で10.5%向上、実配送で4.8%向上を達成したと掲げています。
 各機関が連携し、国内最高の施設キュウリ栽培技術を誇る西尾市で、日本のキュウリ生産の最先端を行く取り組みは今後も続いていきます。