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JA西三河梨部会摘果講習会 盆前出荷に向けて栽培管理を確認

2023.5.1

 

上林主任から摘果のポイントを教わる部会員ら

 JA西三河梨部会は4月20・21・24日、「西尾梨」の摘果講習会を管内の西尾・福地・吉良地区の3か所で開きました。
 4月24日には、吉良地区の摘果講習会をJA西三河あぐりセンター小牧で開催し、梨生産者16人が参加しました。摘果は高品質な梨をつくるための重要な作業。今年は、気温が高かったため昨年より1週間ほど満開日が早かった。このことから収穫も昨年より少し早まると予測されています。
 講習会では、盆前出荷に照準を合わせて栽培管理することを確認しました。
 会では、県西三河農林水産事務所農業改良普及課西尾駐在室の上林義幸主任から着果管理や摘果の基準、新梢管理などについて学び、摘果のポイントとして予備摘果は1果そう1果。早期に実施すること。また、病害虫防除のため、摘果しながら花カス(枯れた花びら・花糸など)は取り除くなどがあげられました。
 JA西三河梨部会は、部会員51人で組織。有袋栽培にこだわり、化学合成農薬の使用回数を減らした環境にやさしい梨づくりに取り組んでいます。「幸水」「豊水」「あきづき」「新高」を栽培し地域ブランド「西尾梨」として、主に県内へ出荷しています。
 また、2020年から、愛知県で生まれた新品種「瑞月」の生産に取組み始めており、本格出荷を目指して準備を進めています。「瑞月」は、農研機構と愛知県農業総合試験場が共同で開発した糖度が高く酸味が少ない早生の品種。「幸水」と「豊水」の間の期間に出荷できることから、現在の「幸水」を出荷した後の期間の有効利用に期待を寄せています。