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恒例の「八十八夜行事」茶どころ西尾の抹茶PR

2023.5.2

  抹茶の原料となる碾茶(てんちゃ)の生産量が全国有数の西尾市で、立春から88日目の5月2日、西尾市の稲荷山茶園公園で新茶の茶摘みセレモニー「八十八夜行事」が開催されました。市内若手生産者で組織する西尾茶業クラブ(石川勝巳会長、会員12人)主催。セレモニーでは西尾キャンペーンレディがかすり姿の茶摘み娘に扮し、昔ながらの手摘みを披露。新茶の芽を丁寧に摘み取りました。西尾市茶業組合小林晋弥組合長は今年の作柄について「今年は例年に比べ暖かく、1週間ほど早い、一番茶は5月末までに収穫する。収量も例年並みを見込んでいる」と説明しました。
 また、特設テントでは同クラブの会員が、古式手もみ茶の製造を実演。地元西野町小学校の児童3年生52人が、野外体験学習として同クラブ指導の下、茶葉の手もみや石臼びき、抹茶点てを体験。製造された新茶は市内の老人ホームへ寄贈されました。
 西尾市は抹茶の原料となる碾茶(てんちゃ)の生産量が年間364㌧と、全国シェア3割を占める一大産地。西尾の抹茶は一番茶を収穫する前20日前後、茶園を寒冷紗で覆い栽培。日光をカットすることで、渋みのもととなるタンニンを減らし、まろやかな口当たりになるのが特徴。近年は抹茶スイーツ等加工品の原料としての需要も伸びています。

茶摘みをするキャンペーンレディ