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県内最大の麦産地・西尾市に麦秋到来!

2023.6.5

小麦の収穫風景

 県内トップクラスの生産量を誇る西尾市で、5月末より小麦の収穫が一斉に始まりました。市内3か所のカントリーエレベーターでは、5月29日より荷受けを開始。6月上中旬にかけて2週間ほどで収穫を行い、麦の水分量や天候の推移を見ながら6月4日から7日に収穫ピークを迎えます。
 西尾市では2015年より多収性品種「きぬあかり」の作付けを開始し、今年度は8割で「きぬあかり」を、残りの2割で新品種硬質小麦「ゆめあかり」を栽培。さらに「きぬあかり」のうち35%は栽培期間中除草剤不使用小麦きぬあかり(以下、きぬあかりPremium)を栽培し、西尾市産小麦のブランドを確立させて差別化流通につなげていきます。

 市内では48人の農家が1,300㌶で小麦を栽培。安定した収量を確保するため、赤かび病やうどんこ病などの防除を産地全体で徹底しているほか、大規模農家への農地集積と部会を中心とした適期作業で生産力を高めています。また、年間出荷量は6,532㌧、反収(10㌃当たりの収穫量)は502㌔で全国有数の生産力を誇っています(2022年産)。今年2月には「きぬあかりPremium」を使用したレンジ調理可能な冷凍きしめん「足軽Premium」を株式会社 秋田製麺所が開発・商品化。同取組は農商工連携事業に認定されており、(株)秋田製麺所の持つ「新商品の開発による新たな販路拡大」と当JAの持つ「小麦の付加価値向上による経営の改善・産地のブランド化」という課題解決に向けて相互連携しています。