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西尾市でスマート農業実証事業スタート!~キュウリで培ったノウハウをイチゴへ展開~

2023.7.11

キックオフミーティング

 県内トップの出荷量を誇る西尾市で、各機関が連携した日本のイチゴ生産の最先端を行く実証事業が始まりました!!

 当JA、農研機構、愛知県、明治大学など12の機関でつくる「日本をリードするJA西三河いちご部会におけるスマート農業実証コンソーシアム」は7月5日、JA本店でスマート農業実証プロジェクトのキックオフミーティングを開きました。事業期間は今年4月から2025年3月末までで、愛知県内で同実証事業に採択されたのはこのコンソーシアムのみです。
 キックオフミーティングは、同コンソーシアムが国によるスマート農業関連実証事業の採択を得て進める実証事業「JA西三河いちご部会における生産から販売のデータ駆動一貫体系の実証」のスタートとして行うもの。この日、JA・行政・研究機関・関連企業などの関係者約40人が参加し、それぞれの業務概要や実証内容を紹介して意見交換や意識の共有を図りました。
 実証事業では、①局所環境制御による収量の安定および海外依存度の高い農業資材の削減、②選果システムの導入による収穫調製の労力削減の有効性、③画像処理による出荷量予測を用いた安定販売の有効性を検証。実証課題の達成目標としては、ヒートポンプ(地下水熱源)を活用して燃油消費量25%削減するほか、外部雇用者が従事するパック詰め作業の投下労働時間20%削減、経営収支の5%改善を掲げています。