新着情報

\4年ぶり/ 施設園芸栽培技術セミナーを開催

2023.10.27

下村氏の講演を真剣に聞く参加者ら

 JA西三河ICT協議会は10月中旬、あぐりセンター小牧で施設園芸栽培技術セミナーを開きました。令和元年の開催以来4年ぶりで、管内の生産部会全体を対象に開催しました。
 今年は2部構成で、11日に第1回、16日に第2回を開催。第1回では、JA西三河きゅうり部会の改革プロジェクトメンバーとしてスマート農業の推進を牽引する下村堅二氏が、これまでJAが取り組んできたスマート農業を農家目線で解説。さらに第2回のイントロダクションとして施設園芸栽培の基本的な考え方を紹介しました。
 第2回ではダブルエム研究所の代表を務める狩野敦氏を講師に招き、作物栽培で重要な光合成のメカニズムや、成長・収量を決定する発達と転流について講演しました。施設園芸では植物と取り巻く環境との関係を正しく理解することが重要。植物の成長や、光合成などの生理機能に及ぼす環境の影響を理論的に把握することで生産性向上、課題解決に役立てていきます。
 2日間でスマート農業に関心のある生産者56人をはじめ、JA職員や管内普及所職員が参加。参加者からは「栽培へのICT活用の必要性・経過など、俯瞰的に非常にわかり易く参考になった」などと好評で、複数回開催を望む声もありました。

 JAでは、農家所得向上を目的に積極的にスマート農業を展開。今後も日本をリードする産地として、ICT技術のさらなる高度化を推し進めてまいります。