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大豆の収穫がピークを迎えています

2023.12.8

大豆の収穫風景

 県内トップの大豆生産量を誇る西尾市で12月上中旬、大豆の収穫が最盛期を迎えています。12月20日頃まで収穫が続く見込みで、今年は猛暑の影響で大粒率が若干少ないものの、しっかり成熟したものが収穫できています。

 収穫・選別した大豆は生産者がJAへ持ち込み、品質検査を経てJAあいち経済連に出荷。飲食店や小売業者を通じて消費者のもとへ届けられます。品質検査は12月7日より開始しており、2月中旬までJA管内にある3か所の営農センターで週に4回実施。重量、水分量、粒の大きさや形の揃い方などを検査し等級づけします。タンパク質を多く含む「フクユタカ」は豆腐の原料として実需者から評価が高く、東海地方では全体の9割以上を占める主力品種。一方で収穫時期に自然に莢が弾けやすくなる性質が課題であったため、同産地では2020年より県が奨励品種に指定する「フクユタカA1号」に全面切り替え。裂莢によるコンバイン収穫ロスや自然裂莢によるロスを軽減して実質的な収量向上を図り、安定した大豆生産につなげています。

 市内では米・麦・大豆の専業農家48人が約1,250㌶の水田で1,836㌧の大豆を生産(2022年度)。技術力の高さを背景に高い単収を挙げており、大豆のほか麦作でも全国トップクラスの生産力を誇っています。