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佐久島でサツマイモ苗定植、名産化目指して7年目 島を美しくつくる会・西尾市・JA西三河

2024.5.15

サツマイモ苗を定植する島民ら

 佐久島の島民団体である島を美しくつくる会と西尾市・当JAは5月13日、佐久島クラインガルテン周辺の畑でサツマイモ苗の定植を行いました。
 この日、同会メンバーの島民のほかJA・西尾市職員ら13人が参加し、約10㌃の圃場に「紅はるか」の苗を約900本定植。この日定植したものを含めて今年度は5月中に島内の計20㌃に苗を定植し、秋には約1㌧のサツマイモの収穫を見込んでいます。収穫したサツマイモは市内業者により焼き芋として販売されるほか、11月にJAが開催する農業まつりでも焼きイモとして販売される予定です。
 島を美しくつくる会の大島眞信会長は「今後の定植や草取り・収穫などの作業についてもボランティアの方々と協力して取り組んでいきたい。島民の方々の中でサツマイモ栽培が広がるような活動としていきたい」と話しています。
 この取り組みはJAと西尾市・島民団体が共同し、島おこしと遊休農地対策を目的として2017年から取り組んでいる「サクのいもプロジェクト」の一環。化学肥料・除草剤不使用の佐久島産サツマイモを名産品へ育成すべく、島内の遊休農地を利用したサツマイモ生産と加工品づくりに取り組んでいます。これまでにはJAによるサツマイモを使用した芋焼酎の製造・販売や規格外品を原料としたスイーツづくりなどを行っており、今年度は循環型農業の試みとして、島の海岸に漂着する海藻のアマモを塩抜きの上で圃場の土にすき込み、化学肥料の代用として活用する取組みを行っています。