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いちごスクール修了式・開校式 5期生5人が専業農家の道へ 西尾市長表敬訪問も

2024.6.7

 

修了証書を受けとる5期生

 JA西三河いちご産地振興委員会は6月6日、第6回いちごスクール修了式・開校式を同JAのあぐりセンター小牧で開きました。スクール受講生のほかJA・行政・生産者などの関係者らあわせて約40人が参加しました。
 この日、同スクール5期生の5人がスクールのカリキュラムを修了し、JA西三河いちご産地振興委員会の鈴木太スクール運営委員長から修了証書を受け取りました。またこの日、6期生1名が同スクールに入校しました。
 JA西三河の齋藤種治代表理事組合長は冒頭のあいさつで「いちごスクール修了生の方々が就農いただける体制となり、長年減少傾向だった西尾のイチゴの産地規模も維持から拡大へ向かっている。一生をかけて農業と向き合うことは大変だと思うが、研修先の農家の方々や部会員とともに技術を磨き、農業経営者として頑張っていただきたい」と修了生・受講生を激励しました。修了証書を受け取った5期生は「産地の一員として頑張っていきたい」「知識・技術を高め、信頼される農家となりたい」などと抱負を話したほか、6期生として入校した神谷悠介さんは「スクールを通して一つでも多くの技術を身に付け、イチゴのスペシャリストとなれるよう頑張りたい」と決意表明しました。

 

 修了式・入校式に先立つ6月3日には、スクール5期生5人がJAの担当者らとともに西尾市役所を表敬訪問し、中村健市長に向けて今後の抱負を語りました。中村市長は5期生らの就農・移住のきっかけやこれからの目標に身を傾け、「スクール生の方々が農業の道を選んだということ、そしてこの西尾で農家になるという選択をされたことを非常にありがたく思っている。生産者の方々によるスクールへの手厚い支援にも感謝したい」と話しました。

 

 JA西三河いちごスクールは、JA西三河とJAあいち経済連、JA西三河いちご部会と愛知県・西尾市が共同で組織するJA西三河いちご産地振興委員会が開く施設栽培イチゴ新規就農者育成プロジェクト。1年かけて西尾市内のイチゴ農家圃場にて定植・収穫や日々の管理などの実務研修を行うほか、愛知県立農業大学校でのニューファーマーズ研修、JAおよび経済連による座学研修などを通し、専業農家としての就農に必要就農幅広い知識や技術を身に付けます。累計4期で13人の修了生全員が施設栽培イチゴの専業農家としてJA西三河いちご部会を通した出荷を行っており、この日修了した5期生5人も全員が同いちご部会の部会員として今年冬より共選出荷を行う予定です。