西尾茶協同組合 定期総会を開催
2025.4.8

西尾茶協同組合は4月3日、西尾コンベンションホールで第18回定期総会を開きました。総会には会員をはじめ来賓など37人が参加し、議事では2024年度事業・収支決算および2025年度事業計画・収支予算案などを承認しました。
同組合では昨年度、ブランド力強化を図るため企画推進室を設置。毎月の会議には流通・生産農家が出席し、「西尾の抹茶」のさらなるPRに注力しています。
本田忠照代表理事はあいさつで、世界的な抹茶ブームの到来やてん茶の新興産地の生産量の伸びなどを紹介したうえで、「昨年はさまざまなイベントに参加して『西尾の抹茶』をPRしてきた。本年はツーリズムEXPOや西尾の抹茶の日といったイベントに観光協会と連携して取り組んでいく。行政や観光協会と協働することでより周知の広がりを期待するとともに、高級抹茶の産地という印象をしっかりつけてもらえるよう茶業関係者全体で取り組んでいきたい」と話しました。
西尾市では棚式覆下栽培により上質なてん茶を生産しており、昨年度は関西茶品評会で産地賞を受賞。棚式覆下栽培の面積は約150㌶にのぼるほか、市内の小中学生による学校茶摘み体験は80年以上の歴史があります。今年度は5月1日の八十八夜行事を皮切りに、大阪万博愛知の日への協力やセントレア プラザ・プレミアム・ラウンジにて抹茶の振る舞いなどを計画。その他SNSを活用したプロモーションを通じて、「西尾の抹茶」ブランドを国内外に発信していきます。