土に触れ、農を知る 市内小学生が田植えに挑戦
2025.5.29
JA西三河は5月26日、西尾市上町の水田で米作り体験学習の一環として田植えをしました。鶴城小学校の5年生児童112人が参加し、農家の森田信一さん、池田侑介さん、JA職員の指導を受けながら、農業の大切さを学びました。
この日植えたのは、うるち米の品種「あいちのかおり」。池田さんから田植えの流れや苗の持ち方などの説明を受けた後、児童らは一列に並び、目印のついた紐に沿って一株ずつ丁寧に植えていきました。児童らは初めての体験に戸惑いながらも、次第に慣れてくると笑顔が見られ、田植えを楽しむ様子が見られました。
19日には同じ水田で「泥リンピック」と題した代かき体験をしました。児童らは泥の中で手つなぎ競争をしたり、自由に走り回ったりしながら、全身を泥まみれにして水田の感触を体験。中には歓声を上げながら飛び込む児童の姿もあり、現場には笑い声が絶えませんでした。
JA西三河は、米作り体験学習を市内18小学校で展開しており、田植えに加えて稲刈りや収穫祭も行っています。これらの活動は「食」を通じて農業の大切さを伝えることを目的としており、児童らは総合的な学習の時間や社会科の授業と連動して、米や日本の農業について学びます。
