食育イベントで稲作青年部が麦刈り&パンケーキ作りを指南
2025.6.26

西尾市が主催する「親子で麦刈り&地元の小麦を食べてみよう!」が6月22日、当JA事務センター付近のほ場と憩の農園ファーマーズマーケットで開催されました。
毎年恒例となる市の食育推進事業の一環で、2009年より取り組む活動。市内の若手水田作農家で組織する稲作青年部の部員24人が講師を務め、公募で集まった8家族28人の親子と触れ合いながら麦刈りやパンケーキ作りを指導しました。従来は「米」をテーマに稲刈り体験や西尾市産米を使ったおにぎらず作りなどを行っていましたが、今年は2023年度よりブランド化を進める「にしお小麦」を広くPRするため、「麦」をテーマに開催しました。
開会式では、同青年部の羽佐田辰也部長は「西尾市には農地を守る若手農業者がたくさんいて、トーストにすると約1億2,000万枚にもなるほど多くの小麦を作っている。ぜひ『にしお小麦』を覚えて帰ってね」と呼びかけ、参加親子は「にしお小麦」を鎌で刈り取るほか、コンバインでの実演を見学。脱穀後には小麦の実を見せながら、収穫してから小麦粉になるまでの流れを紹介しました。また西尾市産小麦を使ったパンケーキ作りにも挑戦し、参加者からは「とても楽しかった」「食を支える農業について体験を通じて知ることができたのも良かった」と好評でした。
稲作青年部(部員数28人)では地域農業の将来を担うため、米・麦・大豆の栽培や農業経営に関する勉強会を定期的に開くほか、市内の子どもたちを対象とした食農体験活動なども展開しています。