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JA西三河きゅうり部会 再生産価格の見直しへPJ発足

2025.8.8

就任あいさつする安藤新部会長

 市内の冬春きゅうり生産者30人で組織するJA西三河きゅうり部会は、持続可能な農業に向けて農業用ICTツールを活用した施設園芸の高度化や就農支援を通じた産地力の増強に取り組んでいます。高度な環境制御など栽培技術向上を図るほか、2024年度は農林水産省の視察受入や管内の他部会でのセミナーで講演するなど技術の普及にも努めています。
 同部会ではいち早く組織改革に取り組み、栽培・販売・選果など個別の委員会を設置。各委員会で課題を検証し、活動報告として部会全体で共有しています。また昨年度は再生産価格の見直しを重点課題に掲げ、再生産価格構築プロジェクトを発足。部会員の決算データから実際のコストを洗い出し、コスト指標を作成して農業経営を安定的に継続できる再生産価格の実現を目指しています。2024年度は出荷量2,559㌧・販売金額は8億5,900万円と販売金額・販売単価ともに前年度を上回り、10アールあたりの収量は24.5㌧と全国トップレベルを誇ります。

 8月7日にはJA本店で第25回通常総会を開催。議事では2024年度の事業・決算報告、2025年度の事業計画と収支予算、各委員会の活動報告・計画などを決議し、新部会長に安藤廣宣さん(十郎島町)を選任しました。
 その他の役員は以下のとおりです(敬称略)。
▼副部会長=杉浦光治▼栽培委員長=高須淳一▼販売委員長=磯谷隼人▼選果委員長=杉江勝徳▼栽培副委員長=高原大輔▼販売副委員長=鈴木基矢▼選果副委員長=牧克洋▼改革プロジェクトリーダー=下村堅二