西尾梨品質改善共進会・梨の即売会を同日開催
2025.9.1
JA西三河梨部会(47人)は8月28日、JA西三河本店にて西尾梨品質改善共進会を開き、同部会員から37点が出品されました。審査の結果、最優秀賞の西尾市長賞に榎本靖治さんが選ばれました。
西尾梨品質改善共進会は、部会で生産する「西尾梨」の品質の成果を発表する場を設け、生産者の品質向上意識を高めることを目的に開催する品評会。今回の出品品種は「豊水」で県・市・市場関係者などが審査員となり、外観や糖度、玉揃い、病害虫被害などを基準に審査しました。平均糖度は12.6度、最高で14.2度と例年と同様。
西三河農林水産事務所農業改良普及課の寺島竹彦室長は「本年はやや遅めの開花でスタートし、一部で結実不良が見られたものの、ほぼ順調に生育が進んだ。しかしながら、梅雨期間が異例に短く、梅雨明け以降は高温寡雨傾向が続き、これまで例のない気象条件にさらされた。こうした厳しい気象条件の中、生産者の努力により素晴らしい果実が多く出品され、甘みと酸味のバランスが良く、食味の優れた「豊水」が多く出品された。」と講評しました。
同部会は、共進会と同時に西尾市役所の敷地内で梨の即売会も開催。地元住民へ「西尾梨」をPRし、多くの人でにぎわいました。また、にしお梨120㌔を市内5ヵ所の福祉施設へ寄贈。地元産の梨の魅力をたくさんの入居者へ知ってもらいながら、地産地消を促進しました。
その他の入賞者は次のとおり(敬称略)。
▼西尾市長賞=榎本靖治 ▼西尾市農業改良推進協議会長賞=犬塚義弘 ▼愛知県経済農業協同組合連合会長賞=星野淳治 ▼西三河農業協同組合長賞=手島勝義 ▼愛知県果樹振興会長賞=高原晃 ▼セントライ青果株式会社社長賞=鈴木利充 ▼JA西三河梨部会長賞=松田博