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農業経営にAI活用 西尾市で体験型ワークショップ開催

2025.12.9

画像生成AIを紹介する羽佐田さん(手前右端)

 西尾市内の生産者を対象とした体験型学習イベント「見て、触れて、試す!農業AI活用実践会in西尾」が12月6日、西尾コンベンションホールで開かれました。主催は生成AI学習コミュニティ「SHIFT AI」を運営する㈱SHIFT AIで、西尾市と当JAが後援。
 同イベントは生成AIを「経営を支える強力なパートナー」として活用できる力を育むことを目的に企画したもの。生産者自身がAIを使って販促物作成や人材確保支援などを体験し、農業経営に直結する実践的な活用法を身につけることで、西尾市農業が抱える多面的な課題解決につなげていきます。
 当日はスマート農業を展開するキュウリをはじめ、花き、水稲など多様な品目の生産者ら約30人が参加。キュウリ生産者であり、AI画像クリエイターとしても活動するJA西三河きゅうり部会の羽佐田裕紀氏を含む同社講師5人が登壇し、農業とAIを掛け合わせた具体的な活用方法を紹介しました。
 基礎講義ではAIの仕組みや活用のコツを学び、続くグループワークでは「経営分析・コスト」「SNS発信」「人材確保」「音楽生成」「チラシ・デザイン」の5テーマに分かれて実際にAIツールを体験。参加者は日頃の課題を持ち寄り、AIを活かした解決策を互いに探りました。
 参加者からは「今回のセミナーは過去一楽しかった」「遠い存在だったAIがとても身近に感じた」といった声が寄せられ、多くの生産者が農業現場での課題解決に役立つ可能性を強く感じていました。
 AIへの理解を深める機会は生産者の経営力向上に直結することから、当JAでは今後も関係機関と連携し、生産者が新しい技術に触れる場の提供を継続してまいります。