JA西三河ミニトマト共選組合 学生とコラボし期間限定パッケージ制作
2025.12.24
JA西三河ミニトマト共選組合は12月23日、広告デザイン専門学校(名古屋市)と連携して制作した、完熟房取りミニトマト「赤美味(あかうま)」の新ロゴおよびPR資材について、西尾市の中村健市長へ報告しました。2024年に同市と同校が締結したデザイン共創プロジェクト連携協定に基づく産官学連携の取組で、同組合が学生と協働するのは初めて。
制作は今年6月にスタートし、広告デザイン科に在籍する学生のうち、トマト好きの8人が参加。商業デザインやマーケティングを学ぶ学生ならではの柔軟な発想を生かし、「赤美味」の魅力を視覚的に伝えるパッケージやPR資材を完成させました。
制作過程では、生産者が学校を訪れ、試食を交えながら産地の特徴や栽培へのこだわりを紹介。学生らも実際にハウスを訪問して写真撮影を行い、消費者の目線と生産者の思いを重ね合わせながらデザインに落とし込みました。ロゴは房取りの特徴をイメージし、既存デザインを踏襲しつつ、色の明度調整や角を丸くすることで、より見やすく親しみやすい印象に。店頭用のチラシは「おいしそう」「試してみたい」と感じてもらえることを重視し、房から収穫する体験をヒントに、色数を多く使ったカラフルな表現としました。
完成した新ロゴ3種を用いた特別パッケージは、来年1月上旬から市内のスギ薬局西尾桜町店やドミーなどで販売します。期間は2カ月限定で、あわせて制作したポスター1種、チラシ2種も店頭や試食販売会などで活用する予定です。
JA西三河ミニトマト共選組合は西尾市周辺のミニトマト農家5人で組織し、約210アールで年間約88トンを生産。「赤美味」は房全体が赤く熟してから収穫・出荷することで、深いコクが味わえるのが特長です。





































