JA西三河いちじくスクール修了式 8人に修了証書、今春より新規圃場63㌃で露地イチジク栽培開始
2018.3.16
JA西三河は3月14日、小牧センターでJA西三河いちじくスクールの修了式を開きました。今年度研修を受けた3期生8人が、同スクールで校長を務めるJA西三河の都築敏和常務より修了証書を受け取りました。修了生のうち4人が同JAのイチジク生産者組織であるJA西三河いちじく部会に新たに加入し、合計63㌃の新たな圃場で、今年4月頃からイチジク栽培を開始の予定です。
都築常務は「ともに学んだ研修生同士、今後も情報交換や交流を行ってほしい。皆様の作るイチジクを全国の消費者が待っている。今後もよりよいイチジクづくりのためご努力頂きたい」と話し激励しました。また、愛知県農業改良普及課の担当者が、露地イチジク栽培における雨除けハウスの有用性や、今後イチジク栽培農家として心がけるべき点について説明しました。修了生は「収穫体験で楽しさを感じ、真剣に取り組めるようになった」といった感想や、「実技研修がもっと多くできるといいと思う」などの要望を話しました。
この日修了証書を受け取った小林淳さん(33)と妻のヤーンボル アリズさん(28)は、ともにいちじくスクールを修了ののち、今年春から17㌃の圃場でイチジク栽培を開始の予定。小林さんは「いちじくスクールでの研修や農家の方の圃場で学んだことを、自分の畑に活かしていきたい」と話しました。
JA西三河いちじくスクールは、全国でも有数のイチジク産地である西尾市の生産規模の維持・拡大をめざしてJAが主催する、露地イチジク専門の新規就農者向け栽培講座です。2015年度より開催し、第3期となる2017年度までに38人が受講しています。露地イチジク専門の新規就農講座であることに加え、雨除けハウス栽培と露地栽培の比較対照、イチジクと組み合わせて別作物を栽培する複合経営の提案・栽培指導などを行っている点が特色。今年4月からは新たな受講生とともに第4期の講座を開始します。
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